アイドルであること。

たった一年だ。

 

 

私が関ジャニ∞を好きになって。すばるくんを好きになって。

たった一年だ。

全てを知るにはあまりに短くて、でも好きになるには充分すぎる時間だった。

この一年、本当に彼らに救われていた。「死んだろかな」と思っていたときに、「生きろ」と言ってくれたこと。

本当に、感謝してもしきれない。

 

 

 

この一年、すばるくんのことを考えない日はなかった。

まるで恋でもしているみたいに、日常生活の中で、ふとしたときにすばるくんのことを思い浮かべる。

ほんっっっとうにしょうもないことで。

例えばアツアツのスープが出てきたら「すばるくんは猫舌なんだよな~……」と思うし、それが音楽でなくても芸術の話をしていたらすばるくんのことが頭に浮かぶ。

赤いものを見つけたら当たり前のようにすばるくんが連想される。養命酒を見て感傷に浸ったりする。

 

 

 

この三ヶ月で、人生初体験のことをいくつも経験した。

ジャニーズのファンクラブに入ったのも、ラジオにお便りを送ったのも、誰かにファンレターを出したのも、全部全部初めてだった。

一昨日は初めてジャニーズショップにも行った。

いつも行動に移すのが遅い自分が、自分の意思でこんなに行動に起こせる人間だったんだと知った。

 

 

 

7月8日の関ジャム。番組初の生放送。

すばるくんが「eighter」と呼んでくれた。絶叫するように、「エイターーー!!」と。

あれは、私に向かって呼んでくれていた。世界中のeighterに向かって呼んでくれていた。

嬉しかった。ずっとDVDの、映像の中でしか知らなかった。JUKE BOXや8ESTと同じように、同じトーンで同じ叫び方で呼んでくれた。あなたが付けてくれた名前。

ずっとずっと聞きたかった。呼んでほしかった。

 

 

ずっと、自分はまだ「eighter」になれていないと思っていた。たった一年のファンが、その名前を名乗るのは恐れ多いと思って、今までそう自称したことはなかった。

 

けれど、初めて「ああ、私はeighterだ。」と思った。

最初で最後、すばるくんのその叫びに、応えたいと思った。

 

 

大阪ロマネスクを、ライブMCの立ち位置で、一番見慣れている並びで歌ってくれたこと。涙を浮かべて、でも決して零さなかった固い意志。メンバーと目を合わせたら泣いてしまうから、ロボットみたいに固まってた不器用なところ。涙声、歌声、絶叫。

全部、私はきっと忘れないだろう。関ジャムのことも、4月15日のことも、この三ヶ月のことも、この一年間のことも。忘れたくないな、と思う。

 

 

 

すばるくんのことが大好きだ。渋谷すばるという一等輝く名前。世界一赤が似合うところ。どこまでも伸びる高音。その唯一無二の歌声。惹かれてやまないカリスマ性。まっすぐに届く熱い言葉。嘘がつけないところ。

突拍子もない言葉が飛び出すワードセンス。その選んだ言葉を一番いいところで放つタイミングのよさ。そういうオモチャみたいな、下半身があまり動かないダンス。くしゃって笑うとこ。笑いすぎるとすぐ「お腹いたいお腹いたい」って言うところ。何かを誤魔化すときいつも「ほんまに」で貫こうとするところ。

丸ちゃんやヤスくんにすぐくっつくところ。人見知りなところ。スタッフから下ネタを求められて期待通りに応えるところ。本気の下ネタをぶち込んでくるところ。

ファンのことを愛してくれているところ。メンバーのことが大好きなところ。メンバーのことを「友達」と呼ぶところ。

 

 

 

アイドルのすばるくんが大好きだ。大好きだった。

そんな一年だった。誰よりもあなたを目で追った。

アイドルになってくれてありがとう。アイドルであることに誇りを持ってくれてありがとう。

これからは、一人の人間である渋谷すばるを、好きでいる。

 

 

7人の関ジャニ∞を、好きになれてよかった。

 

 

 

すばるくん。ジャムの銀テに「また遊ぼう。」って書いたすばるくん。

また遊ぼうね。